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桜の開花が早まってきたように
藤が咲くのもだんだんと早くなってきた気がします。

銀座のウィンドウには今期二本目の藤を入れました。
たくさんの人がカシャカシャ撮影してくれています。
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お客様と家紋の話をして勉強になりましたが、
藤を使った家紋は多くあるそうです。

優雅な花姿。
長寿で繫殖力の強い藤はたしかに家紋にピッタリだと思います。

隆盛を極めた藤原氏一族の家紋で、それにあやかろう広まっていったようです。
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樹齢150年のあしかがフラワーパークの藤もいよいよ見ごろ!
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GSIX銀座蔦屋書店

3月11日から19日まで
GSIX 6F 銀座蔦屋書店イベントスペースにて盆栽の展示販売がスタートしました。
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通常のレンタルディスプレイと特設コーナー「江戸の花見」でも
桜の盆栽を飾っているので至るところ盆栽だらけです。

「江戸の花見」
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昨年世界盆栽大会でも話題になった「矮鶏五葉松」も展示してあります。
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銀座蔦屋書店さんに盆栽を飾りだして、はや一年。
多くの方に盆栽を見てもらい、雨竹庵では出会わなかった人とのご縁もいただきました。
それもこれも盆栽を通じてのことです。
改めて盆栽ってすごいなぁと感じました。
たくさんに囲まれた中にある盆栽
本と盆栽の結び付きを考えてみると、
川端康成や芥川龍之介など多くの文豪の名前が浮かんできます。

Instagramでも写真を公開中です!

銀座雨竹庵・羽生雨竹亭Instagramページ
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BonsAI


これは凄い!
そしてこの五葉松見覚えある…

↓↓Youtubeのページに飛びます(音が出ます)↓↓

https://youtu.be/yorTP2be1Ws


TDKさんがテクノロジーを使って盆栽の新たな可能性と付き合い方を見せてくれています。


盆栽を枯らしてしまう。
という人でもこれなら少しは不安や心配の解消に一役買ってくれるのではないでしょうか!
自分で光合成しに動いてくれるし…
お水くださいとか言ってくれるし…

この中でも人が水遣りをしています。
盆栽は天と人とが造り上げていくものですから全部を任せてはいけませんね。
でもこんな未来も待ち遠しいです!

銀座入れ替えました!

長い事ブログの更新がなく申し訳ございませんでした。
何事も一度始めたことはちゃんと続けないといけませんね。

お陰様で先日の国風展・日本の水石展も無事に終わり
久しぶりにお店に来て盆栽を入れ替えました。
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ここのところの寒さで梅の花は進んでおらず
持ってきた盆栽はまだまだ蕾です。

ウィンドウの梅「思いのまま」は白とピンクの咲き分けで、
花芽のたくさんあるので咲いたら皆さんが写真を撮っ
ていかれると思います。
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店内で10日目を過ごしている椿は
真紅の美しい花を咲かせています。

品種というより藪椿の花性の違いでしょうか?
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芥川龍之介が
「自然が美しいのは僕の末期の眼に映るからである」
と手記に残しています。

「末期の眼」は極致だとして、
いつまでも一木一草一花にそんな気持ちで向き合いたい。
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作風展に出品

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作風展に出品する為に仕上げの手入れをしました。

森前会長のお客様の黒松。

何十年と長いお付き合いをさせて頂いていて、
とても著名趣味者の盆栽です。


針金造りは終わり、今後も鋏造りで仕上げていく老樹。



葉抜き、枝抜きをして仕上げます。

培養状態も良く、古木ですがとても生命力に溢れています。
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流水寒山路


深雲古寺鐘







山寺に佇む壮健な老樹にこんな掛け軸を合わせてみました。
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歌川広重の松

蔦屋書店 松
先日から銀座蔦屋書店で浮世絵師として
有名な歌川広重の江戸百景企画展が特設コーナーを設けて始まりました。

百景のなかには松やもみじ、梅など
植物が多く描かれています。

描かれた景色の臨場感を盆栽を設置して演出。
蔦屋書店 松3蔦屋書店 松2
松
精緻な線で彫られた作品の中には
広重の美意識で描かれた松の木もあります。

特に九十七景の「小奈木川五本まつ」は

能舞台の板絵の松とも違う。

線の動きが生きている松。

盆栽造りのお手本にしたい松です。

等伯の幽玄な松林図もいいけど、広重の松もいいなぁ。


今月27日まで限定200冊で特装版の書籍と、

百景の中から好きな作品を布貼り&箔押しの特別BOXに設えてくれるそうです。


銀座蔦屋書店HP
https://store.tsite.jp/ginza/
蔦屋書店 松4

水盤飾り

先日、前から気になっていた水石と水盤の合わせを
ちょうど銀座店に持ってきていたので据えてみました。

両方HPに掲載されています。



瀬田川虎石
均窯長方水盤
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ん!悪くないですね。。
程よい均窯の色味が涼しげな印象を感じます。
夏の飾りに良さそうです!

調子に乗ってもう一石。
欠けのある八瀬石を何ヶ所か見れそうな所があるのでやってみます!
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向かって右を深めに据えて
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今度は違う面で
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もう一度据え付けを変えて
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一番最初の据え付けが一番まともかな。。


しかし、この水盤すごく使いやすいぞ!


色々と試していて最終的に辿り着いたのはこの水盤の使いやすさでした。

ウブ石を受ける深さ、幅と奥行きのバランス、絶妙な力加減に気付かされます。


森前会長にこの水盤の話をしたら、
「だから解説にそう書いてあるだろ!」


あっ!本当だ。書いてあった!



夕暮れ時の明治神宮

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2日から始まった明治神宮奉納盆栽展


本日4日は一日中責任者として滞在していました。
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日の出と共に開門して、日の入りで閉門するそうですが、
夕闇せまる時間でも参拝の人は後を絶ちません。


色々な国の人が盆栽の写真をパシャパシャ撮っていました!


日本の伝統文化の象徴としてBONSAIを
みんなが興味深く観ている姿を見るのはとても嬉しいです!

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イベント案内

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本日よりGINZA SIX 6F 銀座蔦屋書店様イベントスペースにて
盆栽展示企画「盆栽の美」が開催されています!

レンタルでもお世話になっている蔦屋さん
現代的な空間の中に盆栽達が飾られています。
今回は販売企画でもあるので購入も可能です!
6月14日(水)までの展示となります。
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末の松山

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盆栽世界大会から、激動の一カ月を過ごしている銀座雨竹庵は
本日お休みを頂いております。

とは言え私店長がお休みなわけではありません。
明治神宮の奉納盆栽展、水石展を間近に控えているのですが、
どうしても観たいモノがあって1時間だけ東博に行って来ました!
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「茶の湯」名物がズラリと並んでいます。
もちろん楽やら井戸も見ましたが、御目当てはこの石「末の松山」。
黒々とした時代の乗ったその石は、一端に織田信長や数々の偉人達の手によって、
その手沢が現れているかと思うと、より味わい深いものがあります。

西本願寺寺宝
織田信長が石山本願寺と和を結ぶに際して、
呉器一文字茶碗と共に「末の松山」を贈り、石山城と交換したと伝えられる名石です。
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