ブログ

Blog

長寿

ご病気で二年間寝たきり状態になってしまい
盆栽が痛んでしまったので手入れをしてほしいとお客様から電話がありました。
5年前にヤフオクでお届けした方で、心配しながらお伺いしてみると
寝たきりだったとは思えないほど、はつらつでお元気です。

二年前に自宅で倒れ五時間も床に寝そべっていたそうで、現在も車いすに乗っています。
確かに盆栽はかなり痛んだ状態で以前とは比べ物にならないほどでした。
ただ4年前に雨竹庵で植替えをした半懸崖の五葉松だけは、ほとんど痛んでいません。
ご主人は、その時の鉢合わせや対応などが本当に良かったとまた連絡をくれたそうです。

五葉松 半懸崖
1
お預かり盆栽の一部
23
病床の中でも盆栽だけが気になり、
奥様や娘さんに「水遣りはしてくれたか?」と毎日うるさいほど頼んでいたそうです。
奥様達も大変だったと思いますが、お蔭で盆栽達は一本も枯れてはいません。
窓の外の盆栽をベッドから毎日眺めていたそうです。
自分で水遣りがしたいとリハビリにも励み、
お医者様からも奇跡的と言われるほど順調に回復しています。

こんなお話をしました。
『盆山十徳(ぼんさんじっとく)』

益精延愛顔   精(こころ)を益(ゆたかに)し愛顔を延(の)ばす
助眼除睡眠   眼を助け睡眠を除く
澄心無穢悪   心を澄まして穢悪(けがれ)なし
草木知春秋   草木に春秋を知る
不遠見眺望   遠からずして眺望を見る

不移入岩崛   移らずして岩崛(がんくつ)に入る
不尋見海浦   尋ねずして海浦を見る
迎夏有納涼   夏を迎えて納涼あり
延年無朽損   年(よわい)を延ばして朽損なし
愛之無悪業   之を愛せば悪業なし
87歳のご主人は大変喜んで、
「あと13年は盆栽と一緒に樹齢をのばす!」
と意気込んでくれました。
盆栽を育てていれば、齢を延ばして悪いことなし!

中国紀行

中国出張の第二回目は玄虹会の皆さんとでした。

お客様の所や名刹・名庭園などをめぐり、その中のいくつかをご紹介します。

まずは「東洋のヴェニス」と呼ばれる蘇州
水の豊かな都市で、
拙政園・虎丘・水郷地帯蘇州旧市街など
ヴェネツィアよりも歴史は古そうです。

このピサの斜塔みたいのもすごい!
12
34
5
蘇州夜曲が聞こえてきそうな風景は柳の木が良く似合います。

わかっちゃいたけど柳川や倉敷とも違う!
67
8
省をまたいで西湖

その景観は白居易など文人が詩を詠み、現代にも伝承されています。
910
ノスタルジーに浸りながら、文人の気分になっていました。

今後の文人木への見方が変わる気がします。
11
そして上海の夜景

日本の都市5個分くらいの圧倒的大都市で街全体がエネルギーに満ち溢れていました。
12
「百聞は一見に如かず・百見は一考に如かず・百考は一行に如かず」

中国紀行に出て色々なものを見聞きし、大きな刺激を受けました。
今後の自分に生かせるよう、今日もまた店頭に立ちます。

八芳園 『SDGs』

白金八芳園全館を使ったグローバルビジネスイベント『SDGs』に盆栽を展示しました。

来場者1500人を超す大イベントで、
日本ならではの伝統文化や職人体験、先進技術を駆使して館内が演出されています。
全国の農業や産業と新しいコンテンツの開発を進め、
グローバルなニーズをビジネスソリューションへと変換する事を目指しているそうで、
盆栽もその一端で展示をし、沢山の方にご覧いただいて
雨竹庵のショップカードやディスプレイサービスのパンフレットも次々に無くなっていきました。

岐阜県 美濃和紙と長良川の鮎の天ぷら
壷中庵の料理長が鮎を揚げてます。
12
3
5階のフロアにも赤松と五葉松
45
徳島県 スダチ「さなみどり」
67
モダンやラグジュアリーな空間 
様々なシーンでも本物の盆栽は特別な輝きを放っています。
他の各フロアもいろいろなコンテンツ、プロダクト、料理などで賑わっていました。
8
インバウンド・アウトバウンドにも力を入れていくようで
観光庁の方もいらっしゃっており、銀座唯一の盆栽屋と盆栽の宣伝をしておきました。

夏の軽井沢


銀座雨竹庵の夏季営業店としての位置づけの軽井沢店ですが、
今年も森前会長ご夫妻にまかせっぱなしとなっていまいました。
先日商品の補充に少しだけ顔を出しました。
まずは会長寝床の前田郷
喧騒から離れた静かな隠れ里といった雰囲気
123
涼しい風吹かれ、心地良い気分にひたる暇もなく
早々にお店に向かい開店準備
4
私は不在の軽井沢店でしたが、銀座のお客様が何人も立ち寄ってくださいました。
ここからお付き合いが始まったお客様もいます。
来年こそは軽井沢店に立とう! と思いつつ…
お盆休みの最中、盆栽のお届けに新潟県に向かって車を走らせました。

20日で7年目の夏季営業も終了しました。
今年もありがとうございました。

5

銀座蔦屋書店イベント

何かと気になるGSIX銀座蔦屋書店イベントスペースで面白い展覧会をやっていた。

聞けば、担当の方の肝いりというので見に行ってきました。


国立奥多摩美術館 「生きろ②佐塚真啓 冬はさむい夏はあつい」
 ~8月5日まで
1
テーマである「生きろ」とは
東京青梅市の山中で制作を行い活動しているアーティスト佐塚さんが考える
「作るために生きるのか?生きるために作るのか?」を思考し、辿り着いた
「生と制」という観念に基づいてアーティスト・作品を取り上げていく企画で、
彼はこの観念を「業(ごう)」と呼んでいるそうです。
23
石まで地面直置きで飾ってある。
多摩川石か。。
4
私達盆栽人にも「業」はあります。
入った当初に会長の森前に言われたことを思い出します。

「盆栽は人間の業の儚さを見事に物語っている。
  木を良く見せようという気持ちは、偽りの「映えの木」を作ってしまう。
  盆栽の映えとは日々の微妙な変化、自然の理に逆らうことなく生き抜く姿にこそ映えを見るのが盆栽の心だ」

と。

盆栽カフェ ねまれ~や


ずっとお世話になっているお客様が
群馬県安中榛名駅近くにお店をオープンしました。
こだわりのコーヒーやマスター愛蔵の盆栽が来る人を迎えてくれます。
1
愛してやまない盆栽と大好きなコーヒーを
沢山の人と共有したいとお店を作ってしまいました。
こだわりのインテリアと盆栽が店内の静かな空間を演出しています。
23
4
ねまれ~や とは
秋田の方言で「まぁ座ってお茶でも飲んでいって」という意味だそうです。
一目で朗らかで優しい人柄がわかるほどの店主は
話が弾めば大事にしている盆栽も譲ってくれるかもしれません。

ねまれ~やHP

軽井沢にほど近いところです。

近くに行った時は是非寄ってみてください。

桜の開花が早まってきたように
藤が咲くのもだんだんと早くなってきた気がします。

銀座のウィンドウには今期二本目の藤を入れました。
たくさんの人がカシャカシャ撮影してくれています。
12
34
お客様と家紋の話をして勉強になりましたが、
藤を使った家紋は多くあるそうです。

優雅な花姿。
長寿で繫殖力の強い藤はたしかに家紋にピッタリだと思います。

隆盛を極めた藤原氏一族の家紋で、それにあやかろう広まっていったようです。
5
樹齢150年のあしかがフラワーパークの藤もいよいよ見ごろ!
6

GSIX銀座蔦屋書店

3月11日から19日まで
GSIX 6F 銀座蔦屋書店イベントスペースにて盆栽の展示販売がスタートしました。
1
通常のレンタルディスプレイと特設コーナー「江戸の花見」でも
桜の盆栽を飾っているので至るところ盆栽だらけです。

「江戸の花見」
23
昨年世界盆栽大会でも話題になった「矮鶏五葉松」も展示してあります。
4
銀座蔦屋書店さんに盆栽を飾りだして、はや一年。
多くの方に盆栽を見てもらい、雨竹庵では出会わなかった人とのご縁もいただきました。
それもこれも盆栽を通じてのことです。
改めて盆栽ってすごいなぁと感じました。
たくさんに囲まれた中にある盆栽
本と盆栽の結び付きを考えてみると、
川端康成や芥川龍之介など多くの文豪の名前が浮かんできます。

Instagramでも写真を公開中です!

銀座雨竹庵・羽生雨竹亭Instagramページ
5

BonsAI


これは凄い!
そしてこの五葉松見覚えある…

↓↓Youtubeのページに飛びます(音が出ます)↓↓

https://youtu.be/yorTP2be1Ws


TDKさんがテクノロジーを使って盆栽の新たな可能性と付き合い方を見せてくれています。


盆栽を枯らしてしまう。
という人でもこれなら少しは不安や心配の解消に一役買ってくれるのではないでしょうか!
自分で光合成しに動いてくれるし…
お水くださいとか言ってくれるし…

この中でも人が水遣りをしています。
盆栽は天と人とが造り上げていくものですから全部を任せてはいけませんね。
でもこんな未来も待ち遠しいです!

銀座入れ替えました!

長い事ブログの更新がなく申し訳ございませんでした。
何事も一度始めたことはちゃんと続けないといけませんね。

お陰様で先日の国風展・日本の水石展も無事に終わり
久しぶりにお店に来て盆栽を入れ替えました。
12
ここのところの寒さで梅の花は進んでおらず
持ってきた盆栽はまだまだ蕾です。

ウィンドウの梅「思いのまま」は白とピンクの咲き分けで、
花芽のたくさんあるので咲いたら皆さんが写真を撮っ
ていかれると思います。
3
店内で10日目を過ごしている椿は
真紅の美しい花を咲かせています。

品種というより藪椿の花性の違いでしょうか?
4
芥川龍之介が
「自然が美しいのは僕の末期の眼に映るからである」
と手記に残しています。

「末期の眼」は極致だとして、
いつまでも一木一草一花にそんな気持ちで向き合いたい。
5