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柿紅葉(かきもみじ)

秋が深まり木々も色づき始めました。

葉だけでなく実も赤や黄色に染まっています。

お客様から「柿」を使った見事な床の間飾りの写真をメールでもらい、
感化され銀座店でも設えてみました。
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飾ってみました。と写真を送ると
「右の実が重たいねぇ」
とすぐにご指摘いただいたので…
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商品なので
「鈴生りの実を切るのはもったいないかなぁ」
と思ってしまいましたが、やはり妥協はいけませんね。

柿は特別な趣があって好きだなぁ!

羽生の柿たちも色づいてます。
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お店で柿の床の間飾りをしていたら、
ふらっと来店された初老のお客様に教えて頂きました。

柿の葉が紅葉するのを柿紅葉(かきもみじ)と言うそうです。

いろいろ勉強になりました!

桜の開花が早まってきたように
藤が咲くのもだんだんと早くなってきた気がします。

銀座のウィンドウには今期二本目の藤を入れました。
たくさんの人がカシャカシャ撮影してくれています。
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お客様と家紋の話をして勉強になりましたが、
藤を使った家紋は多くあるそうです。

優雅な花姿。
長寿で繫殖力の強い藤はたしかに家紋にピッタリだと思います。

隆盛を極めた藤原氏一族の家紋で、それにあやかろう広まっていったようです。
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樹齢150年のあしかがフラワーパークの藤もいよいよ見ごろ!
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銀座入れ替えました!

長い事ブログの更新がなく申し訳ございませんでした。
何事も一度始めたことはちゃんと続けないといけませんね。

お陰様で先日の国風展・日本の水石展も無事に終わり
久しぶりにお店に来て盆栽を入れ替えました。
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ここのところの寒さで梅の花は進んでおらず
持ってきた盆栽はまだまだ蕾です。

ウィンドウの梅「思いのまま」は白とピンクの咲き分けで、
花芽のたくさんあるので咲いたら皆さんが写真を撮っ
ていかれると思います。
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店内で10日目を過ごしている椿は
真紅の美しい花を咲かせています。

品種というより藪椿の花性の違いでしょうか?
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芥川龍之介が
「自然が美しいのは僕の末期の眼に映るからである」
と手記に残しています。

「末期の眼」は極致だとして、
いつまでも一木一草一花にそんな気持ちで向き合いたい。
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水盤飾り

先日、前から気になっていた水石と水盤の合わせを
ちょうど銀座店に持ってきていたので据えてみました。

両方HPに掲載されています。



瀬田川虎石
均窯長方水盤
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ん!悪くないですね。。
程よい均窯の色味が涼しげな印象を感じます。
夏の飾りに良さそうです!

調子に乗ってもう一石。
欠けのある八瀬石を何ヶ所か見れそうな所があるのでやってみます!
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向かって右を深めに据えて
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今度は違う面で
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もう一度据え付けを変えて
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一番最初の据え付けが一番まともかな。。


しかし、この水盤すごく使いやすいぞ!


色々と試していて最終的に辿り着いたのはこの水盤の使いやすさでした。

ウブ石を受ける深さ、幅と奥行きのバランス、絶妙な力加減に気付かされます。


森前会長にこの水盤の話をしたら、
「だから解説にそう書いてあるだろ!」


あっ!本当だ。書いてあった!



まもなく春分

今年の桜の開花予想が先日発表されました。
関東は平年並みという事でしたが
体感的には昨年より一週間以上早い様に感じます。

盆栽は路地や山の木よりもひと足早く開花します。
雨竹庵に桜も初お目見えです!
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寒桜から朧月がチラチラ




ボケが真っ赤にいい花咲かせてます。


黒潮とかいう品種だったかな?
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枝垂れ桜はジッと開花を待っています。
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ここから銀座店には花物がどんどん押し寄せます!

2017年銀座雨竹庵

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本年もよろしくお願い致します。


店頭には恒例の季寄せ飾りを置いてあるので、
松竹梅のお目出度い盆栽に皆さんスマホで撮影していきます。



今年から水曜日が定休日となります。
また昨年まで店長不在の日が多かったのですが
今後はなるべく店頭に立つ様にします。

盆栽の入れ替えもマメに行いますので、
お店に足を運んでくだされば幸いです。


店の中では梅の花が咲きだして一足早く春の香りがしています。

そういえば、お客様から
「そしたら店長!毎週水曜日休めて良かったね!」
と暖かいお言葉をいただくのですが、
毎週水曜日は羽生で銀座の入れ替え準備をして過ごします。。。
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三夕(さんせき)の歌

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お店に持ってきた色づいた楓の盆栽も
たった2日で色味は薄くなりチラホラ散り出してしまいました。

盛りは一瞬で、刻々と季節は移ろいでいきます。
 
散りいそぐ楓の盆栽をみていると秋の夕暮れを詠んだ、
藤原定家の歌が浮かんできます。

見渡せば 花も紅葉もなかりけり 裏の苫屋の 秋の夕暮れ

秋の寂しさが感じられる歌です。


調べれば、これは「源氏物語」の明石の巻の一節を思いながら詠んだ歌だそうで、
静寂な夕暮れ時の質素でわびしい苫屋の風情が、
僕達がよく知る「侘び」「寂び」の言葉の意味合いと通じているそうです。


西行法師、寂蓮法師、藤原定家の三人が
秋の夕暮れを詠んだ有名な歌の一つで
「三夕の歌」と呼ばれています。
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軽井沢店

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今期の営業も27日をもちまして終了となりました。

昨年に引き続きお立ち寄り頂いた方、
毎年お顔を出してくださる方はもちろんの事、
今年もたくさんの皆様との出会い、ご縁をいただきました。

ありがとうございます。

軽井沢は少しづつ紅葉が進んで秋の装いを新たにしていきます。


銀座池の端羽生も色づく秋の盆栽で皆様をお迎え致します。




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中秋の名月

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今年の十五夜は9月15日だそうです。

天気予報ではあいにく曇りとなっていますが、ススキを置いてお月見ができるといいですね。

念のため雨竹庵では月の掛け軸と糸ススキを飾っておきました。

仲秋に書かれた、ぴったりの満月の掛物です。

 

9月の「十五夜」を中秋の名月と呼びますが、10月の十三夜を「後(のち)の月」と呼びます。

「後の月」は十五夜についで美しい月とされ、古の宮中では「十三夜」の夜に宴を開いて月を愛でていたそうです。

これも以前に森前会長に言われたことですが、

「十五夜を見て、十三夜を見ないのは『片月見』と言って縁起が悪いから両方見るんだぞ!」

と言われたのを思い出します。


月の満ち欠けでも様々な呼び名があります。

弓張月(ゆみはりづき)、待宵月(まつよいづき)、寝待月(ねまちづき)


こんな呼び名で月を見上げたら、いっそう風情が増しますね。

三つ足の正面

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先日お客様から三つ足の鉢や水盤の飾り方でご質問がありました。
 
正面は一本足が前にくるのか?
それとも二本足が前にくるのか?

私がお答えしたのは、一本足を前にして飾ってください。

でした。

我が親方にして会長の森前氏から昔そう教わりましたし、

後日あるご住職にもそう教わりましたので、その時のお話をします。
お寺にある三つ足の香炉は二本足を正面とし仏さま(上座)に向け、
一本足が人間側(下座)になるようにして飾ります。

三つ足の花器があったので、一本足をこちらに向けて、
お花の正面は何で人間側に向けて活けてあるのか聞いてみました。



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ご住職は、

「お供えされたお花を通して仏様は教えをこちらに返してくださっているので
 それで良いのです。
 床の間に飾られた盆栽や水石もこちらを向いて「教え」を説いてくれているのでしょう。」

とおっしゃっておりました。
ありがたや。
宗派によっても多少解釈は違うかと思いますとも付け加えられました。