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植え替え日和

絶好の天候に恵まれ大量の盆栽を植え替え!
2日間の行程に、僕も微力ながらお手伝いしました。

根ほどき、鉢替え、植え付けから新しい用土を入れて植え替え完了 。
これを2日間、朝一から夜まで続けます。
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独立した同期の白石くんも手伝いに駆けつけてくれてました。
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全員体制で次から次へと進め、軽トラに積んでは管理圃場に移動させます。

僕のちょっと変わった鉢合わせが不評でタイムロス。。
予定よりだいぶ時間が押してしまいました。
やはり王道は大切ですね。
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なんとか2日間の予定数は終了。
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それでも今日も、毎日のように植え替えはまだまだ続きます。

水石の梱包

海外の水石愛好家の方に発送です。
厳重に梱包します。

20キロくらいあって、とても飛行機では持ち帰れないですね。
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静岳石は石英や母岩に筋の目が通っていて、普通なら欠けたりはしませんが
宅急便などとなると気を使います。
台座も手荒に扱われ、石の重みがズンとかかると
亀裂が入ったり、欠けがでるので分けて梱包します。
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箱の中にあまり重さのある石を入れて、発送してしまうと
箱を破壊する事があります。
国内なら問題ありませんが長旅の海の向こうまでだと念の為。
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なかに緩衝材をひいたり詰めたり。
銀座雨竹庵クオリティの梱包です。
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あとは無事に着いてくれるのを願うだけ。

業者さんお願いだから丁寧に扱って‼︎

第11回 玄虹会展 芳春院

3月3日・4日と京都芳春院さまで11回目となる玄虹会展が開催されました。
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日々棚の上で管理培養されている盆栽や明るい照明の下で鑑賞される水石も、
設えの在りようで表情や喚起される景趣も違ったものになります。
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第1回展からお手伝いさせてもらいながら、
盆栽・水石の本質へと迫るような様々な飾りや取り組みを通して
多くの事を学ばせていただいている特別な展示会です。
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一本の盆栽、一塊の水石に主体を置き鑑賞する時、様々な景趣が描き出されます。
久しぶりに静かな時間の流れの中で盆栽と水石に向き合う機会となりました。

「百聞は一見に如かず」

銀座店の二階も入れ替えをしました。
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ホームページ上の掲載商品を銀座で見たい。というお問い合わせも結構あります。
羽生より銀座の方が来店に便利な方は遠慮せずご連絡ください。
だいたい2~3日あれば銀座に持っていきますよ。

私が営業で持ち出している場合はごめんなさい。
例えばこんな2点。銀座雨竹庵にあります!
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掲載商品以外にも日本最大級の在庫を保有していますので、
こんな盆栽、こういう水石ないか?もご相談ください。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 
昨年中は大変お世話になりました。 
 本年も何卒宜しくお願い致します。 
 銀座雨竹庵も4日から新年の営業をスタートしました。 
ウインドウにはみんなで作った春飾り(季寄せ飾り)を置き、新年を迎えました。
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皇居内の宮殿や御所でも作られています。 
松竹梅や万両に南天など縁起もので目出度い飾りは
お世話になっているレンタルディスプレイ先でも展示しています。
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京都 大観展へ向けて

いよいよ年内最後の大型イベント
「 日本盆栽大観展」
へ 向かうべく最後の積み込みです。

今回は特別ブースや大型売店
平成最後の大観展は今までに無いほど大仕掛けです。
会長の森前が最前線で構想を練り上げ準備をしてきました。
トラック2台 ハイエース2台
物量の多さに車両が足りないんじゃないかと思いましたが、
梱包も工夫して何と積み切りました!

ギチギチに積み込んで、いざ出陣。

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羽生本店 秋の観賞会

1日から始まった秋の観賞会
秋晴れの中、初日からたくさんのお客様にご来店いただいております。
銀座店からも初めて本店を見にきてくださった方もいます。
頑張っていろいろな所を飾り直して良かった!

秋陰の空でも色づいた雑木や実物は鮮やか
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銀座店でも季節の盆栽をメインに盆栽を選んでいますが
広大な園内そのもので秋の空気感や刹那の季節を感得できる本店での時間はまた格別です。
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あっという間に観賞会も残り一日
名品や名木、季節の美しい盆栽とのひとときを過ごしにいらしてください。

柿紅葉(かきもみじ)

秋が深まり木々も色づき始めました。

葉だけでなく実も赤や黄色に染まっています。

お客様から「柿」を使った見事な床の間飾りの写真をメールでもらい、
感化され銀座店でも設えてみました。
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飾ってみました。と写真を送ると
「右の実が重たいねぇ」
とすぐにご指摘いただいたので…
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商品なので
「鈴生りの実を切るのはもったいないかなぁ」
と思ってしまいましたが、やはり妥協はいけませんね。

柿は特別な趣があって好きだなぁ!

羽生の柿たちも色づいてます。
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お店で柿の床の間飾りをしていたら、
ふらっと来店された初老のお客様に教えて頂きました。

柿の葉が紅葉するのを柿紅葉(かきもみじ)と言うそうです。

いろいろ勉強になりました!

長寿

ご病気で二年間寝たきり状態になってしまい
盆栽が痛んでしまったので手入れをしてほしいとお客様から電話がありました。
5年前にヤフオクでお届けした方で、心配しながらお伺いしてみると
寝たきりだったとは思えないほど、はつらつでお元気です。

二年前に自宅で倒れ五時間も床に寝そべっていたそうで、現在も車いすに乗っています。
確かに盆栽はかなり痛んだ状態で以前とは比べ物にならないほどでした。
ただ4年前に雨竹庵で植替えをした半懸崖の五葉松だけは、ほとんど痛んでいません。
ご主人は、その時の鉢合わせや対応などが本当に良かったとまた連絡をくれたそうです。

五葉松 半懸崖
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お預かり盆栽の一部
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病床の中でも盆栽だけが気になり、
奥様や娘さんに「水遣りはしてくれたか?」と毎日うるさいほど頼んでいたそうです。
奥様達も大変だったと思いますが、お蔭で盆栽達は一本も枯れてはいません。
窓の外の盆栽をベッドから毎日眺めていたそうです。
自分で水遣りがしたいとリハビリにも励み、
お医者様からも奇跡的と言われるほど順調に回復しています。

こんなお話をしました。
『盆山十徳(ぼんさんじっとく)』

益精延愛顔   精(こころ)を益(ゆたかに)し愛顔を延(の)ばす
助眼除睡眠   眼を助け睡眠を除く
澄心無穢悪   心を澄まして穢悪(けがれ)なし
草木知春秋   草木に春秋を知る
不遠見眺望   遠からずして眺望を見る

不移入岩崛   移らずして岩崛(がんくつ)に入る
不尋見海浦   尋ねずして海浦を見る
迎夏有納涼   夏を迎えて納涼あり
延年無朽損   年(よわい)を延ばして朽損なし
愛之無悪業   之を愛せば悪業なし
87歳のご主人は大変喜んで、
「あと13年は盆栽と一緒に樹齢をのばす!」
と意気込んでくれました。
盆栽を育てていれば、齢を延ばして悪いことなし!

中国紀行

中国出張の第二回目は玄虹会の皆さんとでした。

お客様の所や名刹・名庭園などをめぐり、その中のいくつかをご紹介します。

まずは「東洋のヴェニス」と呼ばれる蘇州
水の豊かな都市で、
拙政園・虎丘・水郷地帯蘇州旧市街など
ヴェネツィアよりも歴史は古そうです。

このピサの斜塔みたいのもすごい!
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蘇州夜曲が聞こえてきそうな風景は柳の木が良く似合います。

わかっちゃいたけど柳川や倉敷とも違う!
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省をまたいで西湖

その景観は白居易など文人が詩を詠み、現代にも伝承されています。
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ノスタルジーに浸りながら、文人の気分になっていました。

今後の文人木への見方が変わる気がします。
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そして上海の夜景

日本の都市5個分くらいの圧倒的大都市で街全体がエネルギーに満ち溢れていました。
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「百聞は一見に如かず・百見は一考に如かず・百考は一行に如かず」

中国紀行に出て色々なものを見聞きし、大きな刺激を受けました。
今後の自分に生かせるよう、今日もまた店頭に立ちます。