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岩崎五葉

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写真の五葉松は今年の第90回国風盆栽展に飾られた「五葉松石付き」、
今日お客さまのところへ行ったので撮らせてもらいました。


太陽をいっぱいに浴びて元気にしております。



国風展会場でこの五葉松の葉を熱心にみている人を見かけました。
瑞祥でも那須系でもない葉性を前に悩んでいたのでしょうか。

「葉が短く、直葉でよじれもなく、葉色が美しい」

この五葉松は高砂庵 故岩崎大蔵先生が惚れ込み大切に育てた「岩崎八ッ房」
私たちは『岩崎五葉』と呼んでいます。


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石鎚山から採取した原木「姫小松」と呼ばれる五葉から、
さらに個体変化したものを増やし育てたそうです。

実生から夢を描きながら何十年と手をかけた盆栽は、愛好家の手から手へ渡りながら大切に育てられています。

銀座雨竹庵が雑誌に掲載されました

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Tokyo Brand collection 2016

以前にも銀座版での掲載依頼があった、
「東京の一流店大図鑑」

今度は東京都内全域の中から、
選りすぐりのお店の紹介だそうです。

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昨日も別の件で、お店を紹介したいと写真提供の依頼がありました。
盆栽・水石が少しでもみなさんの目に留まるように、いろいろな媒体での活動もしていきます。

今年最後の花姿を見せてくれた雨竹庵の枝垂れ桜

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今年最後の花姿を見せてくれた雨竹庵の枝垂れ桜。


万葉集の頃から桜は和歌に詠まれています。

現代の私達、また日本人にとっても桜の花は、
遠い昔から連綿と受け継がれてきた特別な感情を抱く花の一つなんですね。



古今和歌集で小野小町が詠んでいるのは


花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに


どこか妖艶な花姿、散り際のもののあはれを感じて詠んだのでしょうか。

また来年もこの花が見たくて盆栽屋さんも一年間水遣りを頑張るんです。
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