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修善寺

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弘法大師 空海が開創した修禅寺があり、
空海が岩を砕き温泉が湧き出したと言う伝説とともに有名な温泉街です。

その一角に前からお世話になっている「宙sora」さんがあります。

手入れでお預かりしていた盆栽を三本お返しに行ってきました。
「前より良くなったね~」
と嬉しいお言葉をオーナーに頂きました!

山間を利用した広い借景の庭に、
池や滝を作り作庭された見事な庭に盆栽を飾って
国内外のお客様に好評をいただいています。

色々なメディアにも取り上げられ
先日も人気のドラマのロケ地にも使われた様です。

「宙sora」HP
http://www.kinryu.net/html/

年々、庭の盆栽が増えていってます。
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「美の壺」

告知が遅れてしまいましたが、先日2日に放送された「美の壺」に
雨竹亭レンタルディスプレイサービスとしてお世話になっている道場六三郎さんの「懐食みちば」など
盆栽界のお歴々の方々に混じって、私銀座店店長もほんの少し登場しています。

最近の美の壺はBS番組になっている様です。
再放送が6日午前11時から、8日午前6時半からあります。

よかったら見てください。

美の壺HP
美の壺「心の原風景 盆栽」

三夕(さんせき)の歌

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お店に持ってきた色づいた楓の盆栽も
たった2日で色味は薄くなりチラホラ散り出してしまいました。

盛りは一瞬で、刻々と季節は移ろいでいきます。
 
散りいそぐ楓の盆栽をみていると秋の夕暮れを詠んだ、
藤原定家の歌が浮かんできます。

見渡せば 花も紅葉もなかりけり 裏の苫屋の 秋の夕暮れ

秋の寂しさが感じられる歌です。


調べれば、これは「源氏物語」の明石の巻の一節を思いながら詠んだ歌だそうで、
静寂な夕暮れ時の質素でわびしい苫屋の風情が、
僕達がよく知る「侘び」「寂び」の言葉の意味合いと通じているそうです。


西行法師、寂蓮法師、藤原定家の三人が
秋の夕暮れを詠んだ有名な歌の一つで
「三夕の歌」と呼ばれています。
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蘆花浅水荘

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先日、近代日本の日本画家「山元春挙」の別荘で滋賀県大津市にある
蘆花浅水荘に寄らせていただきました。

春挙には水石趣味もあり、伝来の水石もいくつかあります。

お孫さんにあたる現在の御当主にご案内いただきながら、
屋内の至る所に春挙のこだわりや美意識が現れているのを感じました。
水石が三つ程あり、
御当主が昔からずっと置いてあるとおっしゃっていたので目に焼き付けておきました。

写真は撮ることができませんでしたが、
水石趣味の方は是非寄ってみてください。

玄関先の木の下に、土だけ入った中国鉢が何気なく置いてあるのが気になりました。
盆栽も持っていたんですかね。

ここに盆栽と水石を飾ってみたいなぁ。と思いながら帰ってきました。
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これは観たい!

東京国立博物館(トーハク)で10月18日から「禅 心をかたちに」が始まります。

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1807

盆栽・水石は、禅との結び付きによってより深い精神性を持つ事となりながら伝承されてきました。
「日本の水石展 第一回展」には、17世紀中国から隠元禅師と共に渡来したとされる
「廬山石 銘 李白観瀑」が山内の東京都美術館に飾られています。

もう一つ、出光美術館では合同企画展として「大仙厓展」が10月1日より始まっています。

http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/index.html


仙厓は絵を通して、禅をわかりやすく説き示したことで有名な江戸時代の禅僧です。
何を知り、何を感じて帰るかは観る人次第かとは思いますが参禅するつもりで行ってきます。

銀座のパレード

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銀座の道路をまたパレードが通りました。

先日のリオオリンピック・パラリンピックのメダリストたちのパレードは観ることができなかったので残念に思っていたところに
「世界のおまわりさんコンサート」が銀座通りを練り歩きます。
秋の空に高らかに各国の見事なハーモニーを響かせていました。
 
中でも気になったのが、皇居警察音楽隊。
皇居の盆栽を思い出して、なんだかとても興味が湧きました。
調べてみると日々の警備・警戒勤務以外にも園遊会や各式典・被災地などで音楽活動をしているようです。
警視庁を筆頭に、皇居音楽隊、フランス・パリ警視庁、ベトナム警察、ニューヨーク市警、あとは国内の県警さんたちでした。

世界各国で平和を守る警察の方が練り歩くなら、平和の象徴ともいえる盆栽も、いつか世界の大通りでパレードみたいに飾ってやろうかと思います!
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銀座雨竹庵公式アプリができました

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銀座雨竹庵で新しい試みがスタートしました。

「銀座雨竹庵公式アプリ」
AppStore、GooglePlayにてダウンロードが可能です。

まだどこの盆栽屋さんもやっていないので一番乗りだと思います。
雨竹庵・雨竹亭をより身近に感じてもらい
盆栽や水石趣味の一助になる現代のサービスです。

銀座雨竹庵HP、羽生雨竹亭本店HP、Facebookページにもワンクリックで移動ができ、
展示会情報などもご覧いただけます。

まだまだやりたい事はたくさんありますので、
小さな一歩ではあるけれど盆栽・水石の為、足を運んでくださるお客様の為になればいいな。
と思っております。

銀座雨竹庵HPのトップ画面右下のAppStore、GooglePlayへのリンクから、
または下記URLのお知らせページから是非ダウンロードしてみてください。

銀座 雨竹庵
店長 島田浩


銀座雨竹庵お知らせページ
http://www.bonsai-uchikuan.com/news/92.html

軽井沢店

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今期の営業も27日をもちまして終了となりました。

昨年に引き続きお立ち寄り頂いた方、
毎年お顔を出してくださる方はもちろんの事、
今年もたくさんの皆様との出会い、ご縁をいただきました。

ありがとうございます。

軽井沢は少しづつ紅葉が進んで秋の装いを新たにしていきます。


銀座池の端羽生も色づく秋の盆栽で皆様をお迎え致します。




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中秋の名月

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今年の十五夜は9月15日だそうです。

天気予報ではあいにく曇りとなっていますが、ススキを置いてお月見ができるといいですね。

念のため雨竹庵では月の掛け軸と糸ススキを飾っておきました。

仲秋に書かれた、ぴったりの満月の掛物です。

 

9月の「十五夜」を中秋の名月と呼びますが、10月の十三夜を「後(のち)の月」と呼びます。

「後の月」は十五夜についで美しい月とされ、古の宮中では「十三夜」の夜に宴を開いて月を愛でていたそうです。

これも以前に森前会長に言われたことですが、

「十五夜を見て、十三夜を見ないのは『片月見』と言って縁起が悪いから両方見るんだぞ!」

と言われたのを思い出します。


月の満ち欠けでも様々な呼び名があります。

弓張月(ゆみはりづき)、待宵月(まつよいづき)、寝待月(ねまちづき)


こんな呼び名で月を見上げたら、いっそう風情が増しますね。

三つ足の正面

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先日お客様から三つ足の鉢や水盤の飾り方でご質問がありました。
 
正面は一本足が前にくるのか?
それとも二本足が前にくるのか?

私がお答えしたのは、一本足を前にして飾ってください。

でした。

我が親方にして会長の森前氏から昔そう教わりましたし、

後日あるご住職にもそう教わりましたので、その時のお話をします。
お寺にある三つ足の香炉は二本足を正面とし仏さま(上座)に向け、
一本足が人間側(下座)になるようにして飾ります。

三つ足の花器があったので、一本足をこちらに向けて、
お花の正面は何で人間側に向けて活けてあるのか聞いてみました。



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ご住職は、

「お供えされたお花を通して仏様は教えをこちらに返してくださっているので
 それで良いのです。
 床の間に飾られた盆栽や水石もこちらを向いて「教え」を説いてくれているのでしょう。」

とおっしゃっておりました。
ありがたや。
宗派によっても多少解釈は違うかと思いますとも付け加えられました。